データサイエンスではプログラミングのスキルは必須。今回はCouseraのPython for Data Science and AIより、プログラミングの基礎、データ型についてメモ。
データ型 (Type)
pythonに限らずどのプログラム言語でもそうだが、ある数字の表記や文字列を「データ型」として、分類することができる。
例えば、"10", "1.555", "Hello Snow Note" という三つの表記があるとする。この三つの表記は下記のように分けることができる。
int | 10 |
float | 1.555 |
str | "Hello Snow Note" |
- 整数型 (int)
intはintegerの略で日本語で整数。整数で表現される数字はintの仲間に入る。マイナスでも整数ならintとなる。例として、-2, -1, 0, 1, 2, 3など。
- 浮動小数型 (float)
floatは、整数だけでなく、小数を含む数もfloatに入る。
- 文字列型 (str)
strはstringの略で、文字列を表す。文字列は全てここに分類される。
型変換 (Typecasting)
上記であげたタイプ型は変換することもできる。しかしタイプによっては、変換ができないもの、変換する際に情報が少し変化してしまうものもあるので注意が必要となる。下記が型変換の例。
- int→floatに変換
float(5):5.0
intからfloatに変わる際には、特に何も変化はない。あえて表現するとすれば上記のような形になる。
- float→intに変換
int(8.4):8
int(4.89):4
floatからintに変換する際は、情報の一部が失われてしまうため、注意が必要。
- string→intに変換
int('1'):1
int('A'):×
もし文字列の中に、整数が入っていたら変換することができる。しかし整数以外の文字列が入っている場合は、変換することはできない。
- int または float → strに変換
str(5):"5"
str(3.45):'3.45'
intでもfloatでも、strに変換は可能。
ブール型 (boolean)
ブール型もpythonでは重要なデータ型の一種となる。ブール型の値としては二つの値(TrueかFalse)がある。
/* intにブール型の値をいれる */
int(True):1
int(False):0
/* ブール型の値に1または0をいれる */
bool(1):True
bool(0):False
もしintやfloatにブール型のTrue値をいれると、1が結果として出てくるし、Falseの値を入れると、0が出てくる。逆にブール型に1を入れるとTrueが出てくるし、0を入れると、Falseが出てくる。