Mixed Reality (複合現実)とは?

Computer Science

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Mixed Reality (複合現実)とは何かを説明し、ARとVRとの違いについて見ていく。

また、実際に企業などで使われている事例もシェアしていきながら、今後のコンピューターの使い方はどのように変わるのか、複合現実の利用によってどのような違いが出るのかも動画の事例ともに説明する。


Mixed Reality (複合現実)とは

Mixed Reality (複合現実)とは、現実世界の中に、バーチャルの世界を組み合わせる概念のこと。

現実世界のモノの形などの情報をデバイスが把握し、立体的な映像として現実世界に反映させることができる。

また、人の動きにも対応するので、映し出した立体映像の周りを歩きながら確認することができる。

Mixed Realityでは、ゴーグル型のデバイスが使われ、代表的なデバイスとしては、「Microsoft HoloLens」がある。


AR(拡張現実)・VR(仮想現実)との違い

違いを比較すると下記のようになる。

ARVRMR
英語Argumented RealityVirtual RealityMixed Reality
日本語拡張現実仮想現実複合現実
概要現実世界にCGを映し出して現実世界を拡張仮想空間への没入現実世界の情報を仮想空間に反映
代表的なデバイススマートグラス
- Glass Enterprise Edition 2
- AceReal One
- MOVERIO BT-300
など

iphone / smartphone
VRゴーグル
- Oculus Quest 2
- HTC Vive Focus 3 / Vive Focus Plus
- HTC VIVE Pro 2
- Valve Index
- PlayStation VR
など
MRグラス
- Microsoft HoloLens 2
- Magic Leap 1
- NrealLight
など

AR(拡張現実)

ARは現実世界にCGを映し出して現実世界を拡張する。

上記の動画はIKEAのARアプリの例。

実際の部屋の空間にCGを映し出すことで、例えばソファが長すぎて置きたい場所に置けないといった失敗が事前に分かるなど、ARアプリだからこそできる事例が乗っている。


VR(仮想現実)

VRでは仮想空間、つまり物理的に存在しない場所や空間の中に入り込むことができる。

上記の動画はVRヘッドセットのOculusのヘッドセットの動画。ゲームの世界(現実世界とは全く関係ない仮想空間)に没入する体験ができる。


Mixed Reality (複合現実)の事例

Mixed Realityはすでにビジネスの現場では徐々に使われつつある。

今回はMRデバイスの代表格、Hololensの使用例を中心にMRの使用事例を見ていく。


医療

手術で患者への安全性を最大限高めるためにhololensが使われている。

動画の例では、手術中にビデオ通話を行い、同僚と円滑なコミュニケーションを行ったり、手術のステップや使用する道具を映像として映し出すことで、確実に手術を間違えないように行う手助けとなっている。


トレーニング

MRは、労働者のトレーニングにもとても役立つ。

動画では機械の組み立てなど、日常業務の複雑なトレーニングに対して3Dの立体映像を使うことで、より労働者が素早く学べるような環境を提供している。

どのパーツがどこにつけられるべきなのかなど、文章では分かりにくいような部分も3D映像での説明だと直感的に理解することができる。


アート

MRはアート分野でも使われるようになってきている。

こちらの動画は生花にMixed Realityを利用した例。

今後は現実世界と仮想世界を組み合わせた新しい表現もどんどん出てくる。


建築

建築に使われる事例として、各建築のステップ・計画を立体映像を通じてみることができたり、壁の中の通し図を、立体映像を通じて確認したりなど、ユニークな使われ方がされている。

立体映像での建築ステップの確認や見えないところを見えるようにすることで、よりスムーズな建築工程をクライアントとともに進めることができる。


トラブルの解決・修理をリモートでサポート

こちらは複雑な機械など修復する時の事例。

同僚とのテレビ電話や、スムーズな情報提供、両手がハンズフリーになるためにスムーズに仕事を進めることができる様子が映し出されている。


Mixed Reality(複合現実) での操作方法

複合現実でのPCの操作方法は現在のパソコンの操作とは全く違う形になりそうだ。

パソコンでのマウス操作と異なり、Hololensの世界では、基本的にジェスチャーで操作が行われる。

また、音声でアプリの操作をしたり、実際の現実空間に合わせて立体映像を映し出すこともできる。


まとめ

Mixed Reality (複合現実)は現実世界の情報を仮想空間に反映させる概念であり、MRヘッドセットでの操作もジェスチャーや音声など、これまでのコンピュータの操作と違いだいぶ直感的になる。

企業で使われる事例としても、ビデオ通話などで円滑にコミュニケーションをとりながら3D映像の特徴を活かして指示をだしたり、アートで動きをつけるために使われたりなど、活用事例も徐々に増えてきている。

複合現実によって、届けることができる情報量や、情報を伝えるスピードが格段に変わることは間違いない。

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