外国人は今日本にどのくらいいるの?
グローバル社会が進むにつれ、外国人とどのように共生していくかは今後世界中の国々が考えていくべき課題になるでしょう。
今後日本にも、観光客以外にくる外国人が増えるかもしれません。
実際に現在外国人は日本にどのくらいいるのか、調べられる良い統計データがあります。
OECD(経済協力開発機構)のデータをみてみよう
世界の外国人比率の割合を調べたいときにはどこから調べるのが良いでしょうか?
外国人人口はOECDの主要統計から見ることができます。
下記はOECD Foreign Populationの2018年情報を参考にして、外国人比率をランキングで表したものです。
1 | ルクセンブルク | 48.8% |
2 | スイス | 24.0% |
3 | エストニア | 16.4% |
4 | オーストリア | 16.0% |
5 | ラトビア | 14.1% |
6 | ドイツ | 12.9% |
7 | アイルランド | 12.4% |
8 | ベルギー | 12.1% |
9 | アイスランド | 11.2% |
10 | ノルウェー | 10.6% |
11 | スペイン | 9.9% |
12 | イギリス | 9.0% |
13 | スウェーデン | 9.0% |
14 | デンマーク | 8.8% |
15 | イタリア | 8.7% |
16 | スロベニア | 7.3% |
17 | フランス | 7.1% |
18 | アメリカ | 6.9% |
19 | カナダ | 6.6% |
20 | ギリシャ | 6.1% |
21 | オランド | 6.1% |
22 | チリ | 5.3% |
23 | チェコ | 4.9% |
24 | フィンランド | 4.5% |
25 | ポルトガル | 4.1% |
26 | 韓国 | 2.3% |
27 | 日本 | 2.0% |
28 | ハンガリー | 1.7% |
29 | スロベキア | 1.3% |
30 | トルコ | 1.1% |
2018年地点で日本は27位で2%が外国人人口という調査結果が出ています。
各国の外国人人口を図にして比較すると下記のような感じ。
OECD(経済協力開発機構)とは?
ではOECDとはそもそもどんな組織なのでしょうか。
OECDとはOrganisation for Economic Co-operation and Developmentの略であり、世界中の経済、社会福祉の向上を促進のため、様々な活動を行っている国際機関になります。
The Organisation for Economic Co-operation and Development (OECD) is an international organisation that works to build better policies for better lives. Our goal is to shape policies that foster prosperity, equality, opportunity and well-being for all. We draw on almost 60 years of experience and insights to better prepare the world of tomorrow.
https://www.oecd.org/about/
ウェブサイトはこちら。
日本の外国人比率の2%の内訳は?
この2%はどのような内訳なのでしょうか。
法務省による2019年の情報をまとめてみると、在留外国人の総数が約280万人で、日本人人口が1億3000万人だとすると2%ほどという計算になります。
在留資格の内訳トップファイブを見ると下記のような形。
永住は他の国と比べて難しいと言われている日本ですが、在留資格別の人数を見ると、永住者が一番多いことが分かります。
1 | 永住者 | 783,513 |
2 | 留学 | 336,847 |
3 | 特別永住者 | 317,849 |
4 | 技術・人文知識・国際業務 | 256,414 |
5 | 定住者 | 197,599 |
日本での外国人比率はまだまだ少ないですが、今後はどのように変化していくか、注目です。