白馬で行われているフリーライドワールドツアーとは何か?フリーライドワールドツアーについて整理。
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フリーライドワールドツアーとは
Freeride World Tourとは、スキー場のような整備されているコースではなく、整備されていない、自然のままの地形を楽しむ「フリーライド」の世界大会。
1996年にアラスカ、スイスと始まっていき、現在では予選なども合わせて180以上のイベントが開催されている。
日本でもFWTが白馬で開催され、予選の位置付けである、Freeride World Qualifier (FWQ)も北海道、新潟、白馬にあるスキー場で開催されている。
フリーライドとは?
フリーライドについてはこちらで別途書いた。
フリースキー・フリーライド・フリースタイルスキーとは:特徴と歴史
フリースキー・フリースタイルスキー・フリーライドスキーとはなにか。スキーも近年多様化し、様々なスキーの楽しみ方が増えている。
どんなルールなの?
FWTで決まってるのはスタート地点とゴール地点のみ。その二つをちゃんと通ればどこを通っても良い。
その中で、採点基準に沿って選手の滑りがチェックされる。
特徴的なのは、そのコース内で事前滑走ができないということ。
なのでライダー達は目視だけでコース、地形、雪のコンディションを判断し、自分に合ったラインを選ぶ必要がある。
またもちろんその場での柔軟性・適応力も試されるし、恐怖心との戦いもある。
自由な滑走だからこそ試されるスキルを競い合う。
採点基準は?
FWTの採点基準は5つに分かれている。
- ラインの難易度:コースのライン取りのオリジナリティ。
- コントロール:転倒したり、バランスを崩さず滑るコントロール。
- 流動性:選んだラインをスムーズに滑れたか。横移動したり、登って逆登りしたり、ジャンプの前で準備で止まってしまうと減点。
- ジャンプ:ジャンプの大きさ、トリック、着地など。
- テクニック: アルペンスキーや基礎スキーで言われるスキーの技術。
参照:https://freerideworldtour.jp/
この大会の参加基準は?この大会にはどうやったら参加できるの?
FWTは基本的にポイントランキング制になっていて、世界ランキングトップ50人だけがFWTに出場することができる。
この予選として、Freeride World Qualifier (FWQ)が行われる。
大会のレベルは 1- 3スターでレベルごとに分かれていて、こちらのウェブサイトから申し込みが可能だ。
また、10歳以上17歳以下向けに、Freeride World Juniour(FJT)も開催されている。
FWTで活躍している日本人選手は?
現在世界を相手に活躍している、日本人選手を一部紹介。
楠 太輔 (Taisuke Kusunoki)
佐々木 悠 (Yu Sasaki)
小野塚 彩那 (Ayana Onozuka)
浜和加奈 (Wakana Hama)
まとめ
フリーライドワールドツアーは、フリーライドの世界大会。事前滑走なしで目視だけでコースを定め、自分のラインを滑る。
この大会はポイント制で、FWTは上位50名が参加できるが、予選もあり、Freeride World Qualifierは誰でも参加が可能。世界で活躍してる日本人選手もいる。
近年のフリーライドの盛り上がり
フリーライドが盛り上がり、海外からも日本にスキーに来る人は多い。
フリースキーのまとめ記事はこちら。
フリースキー・フリーライドスキー・バックカントリーのお役立ち情報まとめ
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