フリースタイル・フリーライドスキーに合うブーツはどんな選び方をすれば良いの?おすすめのブランドは?
上記の疑問にお答えします。
ブーツ選びの全体像
まずはブーツ選びの全体像について、TANABE SPORTSのYoutube動画より分かりやすい動画がある。
まず、フリースキー用のブーツを含め、ブーツには5つの種類がある。
- レーシング用
- 上級者用(基礎スキー)
- フリースキー・フリーライド用
- オールラウンド用
- レディース用
ブーツには大きな特徴が3つあり、その三つの特徴に基づいてブーツは分類されている。
ブーツ選びで重要な3つの特徴
5種類のブーツは下記の3つの特徴によって分けられる。
- ブーツの硬さ
- ブーツの幅
- その他機能・特徴
ブーツの硬さ(フレックス)
ブーツの硬さとは、ブーツの外側の樹脂の硬さを示している。
ブーツの硬さが違うとどう違うのか?下記のような特徴が出てくる。
- ブーツが硬いと:スピードを出しても体を安定させることができる
- ブーツが柔らかいと:体が動きやすい
レーシング用のブーツはスピードを重視するため硬めに作られているが、フリースキー用・フリーライド用のブーツはそれほどスピードは重視せず、動きやすさを重視するため、比較的柔らかいものが多い。
このブーツの硬さに関しては、「フレックス」という表記を見ると分かる。
ブーツの幅
ブーツの幅が違うと、下記のような違いが出る。
- 幅が狭いと:操作性に優れる
- 幅が広いと:動きやすい、様々な動きに対応できる
なのでレーシング用のブーツは幅がとても狭く、スキーの操作性に重点をおいている。フリースキー用・フリーライド用のブーツは比較的幅が広く、様々な動きに対応できるようになっている。
ブーツの機能・特徴
フリーライド・フリースキー用に設計された特別な機能、特徴もある。
ブーツを履いたままでもより歩きやすくする様にする「ウォークモード」がついたブーツは、バックカントリーなどでよく歩くときには便利な機能だ。
また、パークのジャンプなどで、着地したときに振動を吸収するためのアブゾーバーが入っているモデルなどもある。
動きやすさ重視のため、ブーツの重さも軽いものが多い。
レディース用
レディース用も基本的には上記三点をみていくことになるが、メンズとレディース用ではまた作りが違う。
男性と女性では身体の作りがそもそも違う。なので人間工学的に、最適な形のブーツをレディース用では提供している(特にふくらはぎ部分)。
また、女性の身体は寒さに敏感で、血液の循環で問題が起こることもあるので、その問題に対応した作りをしているブーツもある。
また、デザインもレディース用のものを楽しめる。
お店で実際に測ってもらうことの重要性
靴と違い、スキー靴ならではの注意点は多い。
例えば、スキーでは母指球、小指球、舟状骨、両くるぶしに負担がかかりやすいので、足の長さを図る際は、縦だけでなく、横の長さも重要になる。
また、指先の曲がり具合、かかとの浮き具合なども、スタッフならあらゆる場面を想定してアドバイスをくれる。
ブーツはスキーパフォーマンスに直結する大事な要素なので、プロのフィードバックをしっかり得ながらブーツを選んでいくことはとても重要だ。
まとめ
フリースキーのブーツは、レーシングなどと比べて、柔らかめのスキーブーツを選ぶと良い。ブーツの幅も、レーシングと比べると、幅の広いブーツを選ぶと、動きやすさを得られる。
また、それぞれのシーンにあった機能がついてるものを選ぶと尚良い。バックカントリーなら、ウォークモードのついたブーツは助かるし、パークなどに入る機会が多いなら、衝撃を吸収するアブゾーバーの入ったモデルもある。
長さは、スキー靴ならではの注意点が多々あるので、店頭でプロにみてもらいながら、実測してもらうのがベスト。
下記にその他道具の選び方についてまとめた。
フリースタイル、フリーライドスキーの道具の選び方まとめ
一通り道具の選び方やブランドについて見ることができます。