バックカントリーのビンディングの種類|フリーライド、フリースキーをより楽しむために

バックカントリースキーのビンディングはいくつか種類があるので、違いを解説する。


基本的なビンディングの種類

基本的なビンディングの種類、選び方については、下記の記事で書いた。

基本的にビンディング用はレース用、フリースキー用、バックカントリー用とあるが、この中でも特殊なバックカントリー用のビンディングをみていく。


バックカントリーのビンディングの種類

バックカントリー用のビンディングは主に3種類に分けられる。

  1. アルペンツアー(AT)ビンディング
  2. ピンテック(TXT)ビンディング
  3. シフトビンディング


安定感あるアルペンツアービンディング

アルペンツアービンディングは、装着の方法が通常のアルペンビンディングと同じくステップイン方式で、ウォークモードができるビンディングのことをさす。

フロントのビンディング部分を起点にして、プレートが上がることで、ウォークモードを可能にする。

つけ心地は通常のアルペンビンディングと似ているため、アルペンビンディングと同じ安定感を保ちながらスキーもできる。

次に紹介するテックビンディングのケースのように、専用のブーツも必要としないので、今のブーツのまま、バックカントリーに入りたいという人にはおすすめ。


軽量性重視のピンテックビンディング

こちらは、バックカントリー用にさらに軽量化されたビンディング。アルペンツアービンディングについていたプレートが排除される。

付け方も、両側のピンでブーツを挟み込んで固定するような形になる。

なのでウォークモードでは、ブーツのみが上がり、あとは爪先がピンだけで固定されるような状態になる。

とにかく軽さ重視。アルペンツアービンディングが2 - 4kgとすると、こちらのビンディングは1kg前後のものが多い。

軽さ重視のため、アルペンツアービンディングと比べると、安定性は少し劣る。

しかし、この重量の違いが、長期で歩く時には効いてくる。

こちらはテックビンディング専用のブーツが必要になるため、自分のブーツがちゃんと対応しているか、確認が必要となる。


いいとこ取りのシフトビンディング

軽量性と安定感のいいとこ取りのモデルも登場している。

ウォークモードの時は、ピンテックビンディングのように、両側のピンで固定する。

尚且つ、スキーモードの際は、爪先でステップインする形にビンディングの形を変えることができる。

このシフトモデルは、サロモンとアトミックから現在でている。マーカーからもこのハイブリッドの形でDUKE PTが新しく出るようだ。

こちらもテックビンディング専用のブーツが必要になるので注意。


まとめ

バックカントリーにはアルペンツアー、テックビンディング、シフトビンディングがあり、アルペンツアーは安定性、テックは軽量、シフトはいいとこ取りのメリットがある。

テックビンディングとシフトビンディングは、専用のブーツが必要なので注意。


その他ビンディングの選び方

その他バックカントリー以外のビンディングの選び方も書いた。


下記に道具の選び方についてまとめた。

フリースキーのまとめ記事についてはこちら。

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