ビンディングの開放値って何?開放値によって何が変わるの?
解放地について整理。
開放値とは?
ビンディングの外れやすさのこと。
ビンディング開放値が小さければスキー板が外れやすくなるし、ビンディング開放値が大きければ、スキー板が外れにくくなる。
なぜ開放値は重要なの?
開放値を正しく設定すれば、スキーのパフォーマンスは上がるが、間違って設定すれば、怪我につながる可能性があるからだ。
例えば、レーシング用のビンディングは開放値が高い傾向にある。
高く設定することで、思いっきり荷重してスピードを出しても、スキー板が外れないようにするためだ。
しかし、初心者が開放値を高くして、転んでもスキー板が外れないようになってしまった場合、怪我をおってしまう。
スキー板をうまくコントロールできない内は開放値を小さく設定して、スキー板が簡単に外れるようにしておけば、怪我の心配はなくなる。
このため、自分に適切な開放値を見極めることで、怪我の防止や、パフォーマンスの向上につながる。
開放値を決める要素は?
以下3点があげられる。
- 自分の身長・体重
- 足のサイズ
- スキーレベル
下記の例のように、各スキーブランドのマニュアルで、体重、身長、足のサイズに合わせたマニュアルがある。
この基本的なチャート+自分の技量に合わせた開放値の設定が必要になる。
各ブランドのビンディングカタログなどを確認してみると良い。

ビンディングの取り付けは、S-B-B認定整備技術者へ
開放値に関しては、やはりその道のプロに見てもらうのが一番だ。
S-B-B認定整備技術者セミナーというものがある。
このセミナーは「日本スキー産業振興協会」が主催する、スキーヤーの安全を守るために正しいビンディングの取付け・調整技術を習得することを目的とした技術セミナーです。
S-B-B認定整備技術者セミナー
ビンディングの取付け・調整は、国際規格 ISO 11088:スキー/ビンデイング/ブーツ(S-B-Bシステム)の組み立て・調整に準拠している必要があるので、スキー用品取扱い販売店・代理店の、ビンディングの取付け・調整に関わる正社員が対象になる。
こういった資格を持った、知識のある人に開放値を見てもらうことで、自分のレベルにあった正しいスキー板の設定を学ぶことができる。
まとめ
開放値とは、ビンディングの外れやすさのこと。間違った設定をすると自分のパフォーマンスをうまく発揮できなかったり、怪我にもつながってしまう。
開放値は、自分の体重、身長、足のサイズ、スキーレベルによって決まり、各ブランドで開放値の目安となるチャートのようなものも出ている。
ビンディングの取り付けはS-B-B認定整備技術者というプロもいるので、その道のプロに見てもらうのがベスト。
こうした安全のための知識を身につけた上で、ビンディングを選んでいくと良い。
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フリースキー・フリーライドスキーのビンディングはどんなものを選べば良いの? 上記の疑問にお答えします。
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