稲作

稲作は日本では昔から行われ、稲作の普及に伴い日本の社会も狩猟採集社会から農耕社会へ変化していった。稲作や米は単に主食としてだけではなく祭祀や経済活動とも深く結びつき、日本の文化を形成していく。稲作が広まっていき、それに伴い日本全国に水田も広がっていったが、田んぼはお米の生産だけでなく土砂崩れ、洪水の防止、景観の保全、多様な生物が生息する場としての機能など、「多面的機能」を果たしてきた。日本人の暮らし、食文化を支えてきたお米だが、近年消費量は減り続け、少子高齢化によって稲作農家の減少、それに伴う耕作放棄地の増加など、新たな問題も出てきている。「SNOWNOTES」では稲作の方法、稲作の歴史や日本で担ってきた稲作の役割、現在の稲作の環境について取り上げている。