日本には豪雪地帯が多く、毎年多くの雪が降る。そんな雪国では除雪が生活に欠かせない。積もった雪をそのままにしておくと、雪で車が通れなくなったり、建物が雪の重みでつぶれてしまったりと様々な被害を及ぼす。ここでは私が十日町市松之山黒倉で体験した除雪体験から、除雪の様子を紹介していく。

雪掘り
豪雪地帯では屋根の雪掘りを行う。屋根に降り積もった雪を落とすことで、建物が雪の重みで潰れてしまうことを避ける。
この雪掘りで屋根から落下する事故も雪国には数多くあり、一つの課題となっている。



最近では融雪機能の付いている屋根や、落雪屋根などもあり、雪掘りをしないでも良い屋根も登場している。

除雪車
除雪車は道路の雪を一気に処理してくれる。


消雪パイプ
道路に開けられた穴から雪をとかすための水が出る。これで自動的に雪を溶かしてくれる。

もし消雪パイプがないとどうなるのか?2021 - 22シーズン時点では松之山黒倉エリアには消雪パイプがないため、除雪車が朝昼二回に分けて除雪している。もし除雪車が来ないと道に雪が降り積もってしまい、車がスタックしてしまう可能性が十分にある。


地域の除雪チーム
黒倉では、地域の人たちで結成された除雪チーム「黒倉助っ人隊」を結成している。当番制で除雪の日を決め、助っ人隊に入っている各戸の家や車庫の前を早朝除雪する仕組みになっている。会計などもしっかり管理されており、会員費や除雪費用を集めつつ、そのお金で共同で除雪機を購入したり、地域の除雪のために使われるようになる。



なぜ日本にはそもそも大雪が降るのだろうか?こちらに理由をまとめた。
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