稲作りの1年の流れと稲作の手順 | 雪国でお米ができるまで

里山・雪国の暮らし

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現在、地域おこし協力隊として十日町市で活動しているが、2022年度から、十日町市松之山の黒倉生産組合で稲作をお手伝いさせていただくことになった。ここに稲作の手順をまとめていく。

そもそも稲作とは?

稲作とは文字通り稲を作ること。稲は植物状態の米のことを指しており、収穫した稲の穂を籾摺りをして玄米にし、玄米を精米することでいつもの白米になる。



詳しくはこちらに書いた。


稲作とは 稲作や稲について、稲作と畑作の違い

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栽培のやり方、地域、品種によって異なるスケジュール

1年の流れを整理する前に、様々な要因によって稲作のスケジュールが変わってくる。ここではどのようなポイントによってスケジュールが変わるのかを整理する。

栽培のやり方:

  • 直播栽培:田んぼに直接種を撒く方法
  • 移植栽培:田んぼに育てた苗を植える方法

米の品種:

  • うるち米:コシヒカリ、あきたこまちなど、普段食べられているお米
  • もち米:お餅や赤飯などに使われるお米
  • 酒米:日本酒を造る時に使われるお米

水稲か陸稲か:

  • 水稲:田んぼで作られる稲
  • 陸稲:畑で作られる稲

地域:

気温などの違いによってスケジュールが変わる。地域によっては雪の影響によってスケジュールに影響が出ることもある。十日町市松之山の場合、豪雪地帯のため、春もたくさん雪が残っている。2022年度は、4月1日になった時点でもまだ2mほどの雪が残り、田んぼは姿を現さない。なのでスケジュールが通常の稲作より少し異なることもある。

世界有数の豪雪地帯、新潟県十日町市松之山の積雪量・降雪量を写真で振り返る

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ここではうるち米の水稲栽培で、農機を使用した「機械移植栽培」のスケジュールを見ていく。


一般的な作業の流れ

稲作の流れは農林水産省の情報を元に以下に図にまとめた。


農林水産省 農林水産技術のホームページ 農業技術総合ポータルサイト 「米(稲)~水稲栽培のポイント」を元に作成・編集


大体4月に苗を育てたり、土作りを行なっておき、5月、6月ごろに田植えに入る。田植え終了後は収穫まで水管理を行なったり肥料を与え、9月、10月頃に収穫を迎えるという流れになる。


苗作り

3月になり、雪も落ち着くと、まずは苗代の準備から始まる。


農林水産省 農林水産技術のホームページ 農業技術総合ポータルサイト 「米(稲)~水稲栽培のポイント」を元に作成・編集


  • 浸種
浸種 (しんしゅ)とは | 雪国でお米ができるまで

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  • 芽出し
種籾の芽出し | 雪国でお米ができるまで

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  • 床土・覆土作り
床土・覆土の準備 | 雪国でお米ができるまで

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  • 播種
播種機を使った播種と育苗箱の準備 | 雪国でお米ができるまで

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  • 苗出し
田植えにむけた苗出し作業|雪国でお米ができるまで

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  • 育苗管理


田んぼ準備

松之山では5月までは積雪があるため、雪が溶けてから田んぼ準備が始まる。なのでシーズンによって田んぼ準備を始める開始のタイミングが異なる。


農林水産省 農林水産技術のホームページ 農業技術総合ポータルサイト 「米(稲)~水稲栽培のポイント」を元に作成・編集


  • 田起こし
  • 畦塗り
  • 基肥
  • 入水
  • 代掻き


田植え

5月・6月ごろになると田植えが始まる。


農林水産省 農林水産技術のホームページ 農業技術総合ポータルサイト 「米(稲)~水稲栽培のポイント」を元に作成・編集


田んぼ管理

田植え後、収穫までの間下記のような管理がある。


農林水産省 農林水産技術のホームページ 農業技術総合ポータルサイト 「米(稲)~水稲栽培のポイント」を元に作成・編集


  • 水管理
  • 追肥
  • 雑草防除
  • 病害虫防除


収穫

コンバインを使って、収穫、脱穀していく。


農林水産省 農林水産技術のホームページ 農業技術総合ポータルサイト 「米(稲)~水稲栽培のポイント」を元に作成・編集


稲をコンバインで刈り取っていく


脱穀


乾燥

収穫後、稲を乾燥していく。乾燥には主に2種類ある。

  • ハザがけ
  • 機械乾燥


はさがけ


機械乾燥


脱穀・籾摺り

籾摺りをおこない、玄米にしていく。この時点で、玄米とくず米を分けていく。


籾摺り後、外の袋に籾殻が溜まっていく


お米を選別。整粒と屑米に分類されていく。写真は選別機ででてきた屑米と中米


分類された整粒を袋に詰めていく


出た籾殻は燃やしてくん炭へ。くん炭は土壌改良に使われ、次の年の稲作で土に混ぜて使う




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